東日本大震災復興応援チャリティセミナー 東日本大震災復興応援チャリティセミナー

●開催のご報告

FP-RECO in 東京(主催:エフピーリサーチアンドコンテンツ株式会社)
http://www.fp-reco.co.jp/charity/

 

「東日本大震災復興応援チャリティセミナー」
 〜災害に備えるお金のはなし〜
         &ゲストスピーカーによる「ここだけの話」

 

8月から9月にわたり、東京で開催したFP-RECO in 東京の12回のセミナーには、なんと延べ96名の方にご参加いただき、本当に有難うございました!セミナー開催目的はこちらをご覧下さい

 

関東のご当地FPさんのご協力を得ながら、株式会社マネーライフナビの中森順子さんととともに、
弊社吹田も、運営や講師に関わり、FP一人では到底できなかったことと実感しています。

 

皆様からいただいた参加費や募金から、資料代などの経費を差し引き、FP-RECO全体で
まとめて義援金として寄付させていただいた額は、133万8679円になりました。
(http://ameblo.jp/fp-reco/entry-11056259397.html)
その義援金は、先日、FP-RECOの社長自ら、日本赤十字社宮城県支部へ届けられました。
(詳細はこちらをご覧くださいhttp://ameblo.jp/fp-reco/entry-11077669428.html)
本当に有り難うございました。

 

ゲストスピーカーを引き受けてくださった皆様、会場を貸してくださった企業様、
お友達などにも声をかけてくだったり、積極的にご参加くださった皆様、協賛金や募金などで協力くださった皆様、
チラシを置かせてくださったお店の方々など、本当に本当に有難うございました。
運営など、一部至らないところもあったかと思いますが、
本当に皆様の温かいご支援に心より、御礼申し上げます。

 

さて、今回のセミナーの目的は、被災地へ義援金をお送りすることと共に、
周囲の皆様に災害に備えるお金のはなしをお伝えすることでした。
ここで、開催されたセミナーの内容を一部ご報告させていただきます。
今後のご参考にしていただければ光栄です。

1.被災地からの現場レポートと災害に備えるお金

ゲストスピーカーは、FP-RECOの高田晶子さん

 

石巻へ行ってこられたときの現場の状況などを写真とともに、率直に話してくれました。
「まず、現場を見てほしい、この事実を忘れないで欲しい。」
また、現地でFPとして、電話相談に応じて感じた思いも伝えてくれています。

 

「通り一遍の知識で、単純に相談に対応できるものではない!環境や家庭、心理的な状況などを汲み取ると、自分達ができることは、ほんの少しの手伝いかもしれない。でも、今、既にたくさんある情報をきちっと整理して、その人に合わせて『こんな制度が使える』ということを伝えること、また、事前予防策として、緊急予備資金の重要性をもう一度うったえることも、私たちFPが1つ1つ行動に移していけること。」
と、まさに今のFPの役割やできることについて、語ってくれました。

 


そうした深いー話のあとに、
第2部として「災害に備えるお金のはなし」を楽しく学習していきました。
実際に、被災された方からもよくある保険についての◯×クイズ。
◯×のプレートを出してもらっています。
そもそも、私たちは日常の不安やリスクにどう準備すればいいの?
何から考えるといい?

保険だけじゃなくて、どんな準備対策があるの?」といった話題を、
皆さんで自分自身のことを振り返りながら、書きだしてチェックしました。

2.資産運用視点から語る、一年後のドル円相場!GOLD相場!!

ゲストスピーカーは、けせらせらファイナンシャルプランナー事務所 中村毅氏

 

講師の中村氏は、毎日常に相場をウォッチし、メルマガなどでも情報発信しているFPさん。

 

震災直後に円安になると思ったのが、なぜ円高になったのか・・・・
為替については、わかりやすいマップを見せて、その因果関係を解説してくれました。
キーワードもたくさん、シェールガス、メタンハイドレード、大統領選、1ユーロ1ドルになるまで・・・・など。

 

為替のみでなく、金相場についても見通しをズバリ持論を伝授してくださいました。
世界全体の動きを見る力は、震災対応にも役立つものと思った次第です。

3.地震・火災保険の盲点はココ!マイホームを守るための建物知識

ゲストスピーカーは、さくら事務所 三上隆太郎氏

 

三上さんは、震災後も多くの建物診断をされてきた方で、火災保険の査定などの実務に詳しい専門家です。

 

スクリーンに実際の建物診断の現場の写真や、
他にも参考となる資料を豊富に映しだしてくださり、
まさに熱のこもった、現場の話がたくさんでした。
窓ガラスが割れても地震保険からは出ない、地震保険ではどこを見る?
マンションの場合共用部分と専有部分は?
家財の損害ってどう判断される?などなど・・・

 

これで、参加された方も、
ご自身の自宅や住まいの状況・環境から、地震保険や火災保険を選ぶ際に、どこを気をつけたらいいのか?
理解を深められたと思います。
本当にわかりやすく、笑いの絶えない時間でした。

4.あわてて返すな住宅ローン、二重ローン政策の使い方

ゲストスピーカーは、RP商会 代表 事業・不動産・個人再生コンサルタント 山本秀利氏

 

山本さんは、借金で自殺する方を一人でも減らしたい!という信念のもと、
1万件以上もの相談に応じながら、お客様の状態を見抜き、
適度な距離をもって、生活に向けての自立をサポートする実務家。
震災後、現地からのご相談も多く対応されていらっしゃいます。

 

今回は、借金対策を重点的に話していただきました。
そして、「私的整理ガイドライン」のメリットやデメリットも整理してくださり、
「法的な制度があるから・・などとと安易にナビゲートできるものでもありません。借金はその方の生活・価値観・人生・そして命にかかわる問題なんです」
と思いを語ってくださいました。

 

私もその重みをひしひしと感じ、住宅ローンを組む際も、
もっとリスクに対する対策を考えて慎重にすべき部分が多いと実感しました。

5.生年月日から知る!危機に直面したときのパニックポイントとその対処法

ゲストスピーカーは、株式会社9star.jpの代表取締役 水谷淳一氏

 

「急な事態に遭遇したときに、自分にとって何が一番不安に感じるのか、また家族や周囲の人が何を一番怖いと思うのかは、実は、様々」と教えてくれたのが水谷社長。

 

自身の実験的な体験ももとにしながら、
九星気学の観点で、見事に分析して、
人を「なるほど、なんでこの人は自分のことをこんなにわかるんだろうー」と唸らせる方です。

 

地震などで、自分が不安に思うツボと、
一緒に暮らす人たちが感じる不安のツボが違う!という点に、
気づかないでいるのは、何だかもったいないような気がします。

 

さて、あなたは、ミッション型?プランB型?ロックイン型?
これがわかると、災害に備えるモノや、集める情報も変わってくるなと思いました。
普通のマネーセミナーでは味わえない切り口です。

6.震災でどう変わった?保険会社の対応と保険金受取

ゲストスピーカーは、オリックス生命の経営管理部様

 

オリックス生命さんは、ご存知のとおり、通信販売などで廉価な保険を数多くだしている生保です。
日々、コスト削減も徹底していらっしゃる中、
今回、ゲストスピーカーと会場の提供という面でご協力をいただきました。

 

今回の震災で、生保会社さんがどんな対応をされたのかは、
売名行為ともとられがちで、なかなか独自に情報発信しにくかったのだそうです。
そこで、今回は、ご当地FPさんとのかけあいで、お話をお伺いすることができました。

 

契約者・被保険者・受取人が行方不明だったときは?自分が加入している保険会社がどこかわからなかったら?被災地に調査に出かけたときにこと、迅速に払われるための対策などなど・・・

 

商品の話以外に、実は大切な保険の手続きのことなど、
こう対応されていたんだーというナマの声が聴けたのは貴重だったと思います。
加入した保険についての家庭での情報共有も、とても大事なことと思いました。

7.災害時に頼れる住宅金融支援機構

ゲストスピーカーは、住宅金融支援機構 住宅ローンCS推進部様

 

住宅金融支援機構は、旧住宅金融公庫から、独立行政法人として組織を変えながらも、
長期の固定金利住宅ローンを民間と提携して提供しているところです。

 

フラット35はご存知の方も多いでしょうが、
実は、災害時の対応としては、
民間よりも国よりもいち早く動いてきた実績があるそうです
(阪神大震災のときも)。

 

今回は、災害に関する、国・公共団体・住宅金融支援機構・金融機関さんの対応の違いがわかる全体像を用意してくださり、
実際に被災地で相談に応じられた内容の傾向も教えてくださいました。

 

そもそも、震災に対して国や公共団体が、どのような体制・給付など整備してきたのか?
それを受ける条件など注意点はないのか?
また、支援機構ならではの制度、建て直しなどに使える「災害復興住宅融資」の特徴や利用状況についても、お話しいただきました。

 

いざというときに、こういう体制の機関があるということを知っておくのと知らないのとでは、
打てる対策にも差が出て来ると改めて感じています。

8.震災で見えてきた家を持つことに対する不安とその解消法

ゲストスピーカーは、潟|ラーノ・コンサルティングの深沢泉氏

 

深沢氏は、私とも15年以上のお付き合いになりますが、
非常にバランス感覚に優れ、様々な相談実務をご経験されてきた方です。

 

今回も、持ち家に関するリスク対処法を多くの切り口から整理してくださいました。
建物のリスク・家財のリスク、民間の保険、単独で入れる地震費用保険、公的制度など。

 

更に、住宅取得プランの注意点として、キャッシュフロー表のモデルも準備くださり、
FP相談を受けたことのある方もない方も、非常にイメージしやすく、ポイントを整理してくださいました。

 

ローン返済額からみた購入プラン、繰上返済の注意点も、まさに私たちの視点と一緒でした。
今後の生活設計も災害など万一に備える余裕も残しながら、プランを練りなおしていくことも重要と思います。

●参加されたお客さまの声

今回は、たくさんの方からアンケートなどでご意見・ご感想もいただきました。その結果はFP-RECOでご報告させていただきますが、個別に以下のような感想もいただきました。有難うございました。

 

(東京都 Kさんより)
何回か参加させていただきましたが、どれもとてもよかったです。
ふだん、いろいろな場で地震への備えが呼びかけられていますが、
大規模災害による金銭的損失への手当については、
地震保険くらいしか知らず、それだけでは損失を補いきれるのかとても不安でした。

 

しかし講座でそのあたりの商品のご紹介や、地震保険はどんな時に保険金がおりるのか?などの実務、
また心構え的なこと(緊急予備資金についてや、保険で対応するのはどういうことがらか?、または九星別パニック時の対処方など)、なにもわからないで不安でいるより、
これから考えていくべきことがはっきりして、安心できました。どうもありがとうございます。

 

 

以上、本当に本当に多方面からの視点で、ゲストのお話をお伺いでき、
多くのお客様にもご参加いただきセミナーを無事終了することができました。有難うございました。

 

今回のセミナー企画で、一番学ばせてもらったのは、私だったように思います。
そして、災害に直面しても、皆様がご自分を見失うことなく、心とお金のメンテをしていきながら、
しっかりと前を見て、生活を立て直して人生を歩んでいけますよう、
引き続き情報提供などをしていきたいと思っております。

 

本当に本当に有難うございました。

★保険サービスに対する皆様のご意見、ご提案のご協力ありがとうございました
2010年9月より経済産業省の調査事業「医療・介護周辺サービス創出における調査」の「維持期リハビリ支援サービス・元気高齢者介護予防サービス」に関して弊社が協力をして、皆様の意見をとりまとめることになりました。
意見結果はこちらから⇒医療・介護に関する民間の保険サービスについて


★STコンサルティング主催のプロジェクトのFPメンバー募集

ファイナンシャルプランナー(FP)として、使命感ある金融機関とともに、 生活者が暮らしやすくなるための制度や商品やサービスなどの研究会をスタートさせています

火災保険研究会第1回レポート第2回レポート第3回レポート) ・地震保険研究会(第1回レポート


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